2013/10/10

20130930 コーラとフォルクスワーゲンと

夜のなかで出逢った。

突然、あなたは消えた。
無機質なテレビの画面があなたの名前を呼ぶ。
あなたはあのときのように眠っているようだった。
カウンターに座っていると、いつもみたいに無造作にガラガラっと扉をあけて、
「よっ」ってはにかみながらあなたが現れそうだった。

かなしいとか、怒るとか、そういう感情よりも、ただただ分からない。
今自分がどういう感情なのか、いとくずみたいにこんがらがって頭の中がもやもやとして

眠れなくて明け方歩いてると空が明るくなった。
あなたは、今頃この空のどこらへんにいるのかなあと思う。

あたしが初めて手にした、自分のカメラはあなたからもらったキヤノン。
一枚くらい、あなたを撮りたかったけど、撮らなかった。撮れなかったのかな。
色々思い出すけど
一度しか言えなかった言葉をあなたに伝えます。
「愛しています」

たまたま来ていたから最期にあなたに逢えた
不思議だね。

あなたが煙になったすぐあと新月になったよ。

これからはいつでも、あたしの逢いたいときに逢える
姿かたちはないけど

あなたの口癖、「イイ女になるんやで」。
そっち行ったときに
「きらきらしてて、イイ女になったなぁ~」
ってまた言わせられるように
あたしは残されたこっちでの時間を過ごすことにします

この世界で出逢ってくれてありがとう